2017年8月より年金の受給要件が緩和されます。

 

 

現行の制度では、年金を受け取るために国民・厚生・共済年金を合算して25年以上、支払い期間が必要でした。

 

 

この期間がなんと、25年間から10年間にまで短縮されます。つまり、「10年何かしらの年金を支払えば、年金を受け取ることができる」ようになるのです。

 

 

このタイミングになぜ?と思うところもあるのですが、これにより、今まで年金受給資格がなかった高齢者の方も一部年金受給がスタートするのも事実。もらえるものはもらうに越したことありませんもんね。

 

 

フリーランスと老後

 

 

さて、この年金をはじめとするいわゆる老後の備えですが、皆さんはどれくらい備えができているでしょうか?特に、同世代である30代前半の方の対策が気になります。

 

 

クラウドソーシングの台頭により、フリーランスの道を選ばれる方も増えているようですが、フリーランスであればこそ、堅実な将来設計が必要だと考えています。

 

 

まさか、満額納めても月5万円程度しかもらえない国民年金の老齢基礎年金のみで老後を生きぬこうなんて考えている人はいませんよね。貯金や民間の年金保険、貯蓄型の生命保険などで何かしらの策を講じているところではないでしょうか。

 

 

強気な方は「死ぬまでフリーランスで働くから備えなんか必要ない!」なんて言うかもしれません。

 

 

でも、よく考えてみてください。今よりずっと質素で健康的な生活をしていた人生の諸先輩がたでさえ、いま老人ホーム(特に特別養護老人ホーム)が足りないと言われるほど、何かしらの理由で健康を損ない、介護が必要な状態になっています。

 

 

生まれてまもなく添加物まみれの食事を貪(むさぼ)り、運動の機会も格段に減っているぼくら30代世代の体がすぐにダメになることなんて、早々に目に見えています。

 

 

対処療法が基本の医療の進歩に期待したところで、基本的な体の状態は変わりません。いろんな管を通して死なないようにしてもらうだけです。

 

 

そんな状態で満足に働けませんよね、労働集約的な仕事ばかりしていたら、特に。

 

 

30代からできること

 

 

人様に偉そうに講釈垂れるほど充分に備えができているわけではありませんし、財テクもまだまだ素人なぼくですが、老後に対する危機感は感じています。

 

1番厄介なのは、老後、体も動いて中途半端にお金があることです。ここでいう中途半端とは、国民年金のみの受給のことを言います。年金派2ヶ月に一度、指定した口座に振り込まれることになりますが、国民年金の平均受給額の低さに驚かれる方も多いでしょう。

 

 

厚労省が出した平成25年度の国民年金受け取り平均額は、なんと月額54,544円。これに対して会社員が加入する厚生年金の年金受け取り平均額は145,596円と、約10万円ほどの差があることがわかります。

 

 

月5万4千円の収入で、どんな生活ができるでしょう。想像に難くありません。そして老後は病気や怪我などのリスクも大幅に跳ね上がります。もちろん、医療にも介護にも相応のお金がかかります。

 

 

矛盾的な話ではありますが、国民年金の受け取り額よりも生活保護の支給額の方が多いですし…

 

貯金はもちろんですが、民間の年金保険、貯蓄型保険などある程度リサーチするなり専門家に話を聞くなりしていた方が身のためかもしれません。特に終身型の保険は加入時期が早からば早いほど保険料がお安くなります。

 

 

自分の将来に責任を負えるのは自分だけ

 

 

例えば50年後、ボクが重度の認知症にかかりお金の管理すらままならない状態になったとき。

 

備えが無ければ家族・親族に大きな負担を掛けることになるかもしれません。そうはなりたくないな、といま少しでも感じているので、最低限備えはしていきたいなと思います。

 

 

お金の稼ぎ方も使い方も人それぞれだし自由であっていいと思うのですが、していなかったことを悔やむことはしたくない。

 

 

将来の自分に責任を負えるのは今の自分だけです。家族もいますが、突き詰めればそういうことだと思います。

 

 

老後のことなんて考えると気が滅入りがちですが、それをグッとこらえて早いうちから動きがとれはば、老いたのちも笑顔でいれる機会が増えるのかなと思います。